このブログは、 南国バリ島に生まれ育った野生児パグ 豆太郎 と そら豆 が
ニッポンへ上陸しちゃった、トホホな 帰国犬日記 として 再スタートしました m(-_-)m





                         ☆ ☆ ☆



【犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)】
脳下垂体の過形成や腫瘍、副腎皮質にできた腫瘍によって、
コルチゾールと呼ばれる副腎皮質ホルモンが過剰に分泌
される病気。ステロイド薬が原因の医原性もある。
主な症状として、水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、
たくさん食べるのにやせていく、全体的に毛がうすくなる、
左右対称に毛が抜ける、お腹が膨れるなどの症状がある。






豆太郎の体をむしばみ

命を奪っていったクッシング症候群。

病気の進行は、はじめはとてもゆるやかで

そしてある時期から急激に加速した。



いろんな本やネットのサイトで

犬のクッシング症候群の主な症状が挙げられている。

食欲亢進、多飲多尿、左右対称の脱毛、無気力などなど。

けれども、これらの症状は生活習慣やその子の性格

その他いろんな要因と絡まって案外分かりづらい。


たとえば食欲亢進といわれても、元々食いしん坊の子は

いつだって賑やかにクレクレ攻撃をする。

無気力といわれても、おっとりした性格の子や高齢犬は

元々のんびり暮らしているだろう。


豆太郎がそうだった。

だからこの病気が見過ごされがちといわれるのが

今なら本当によく分かる。

今となっては、

ダメな飼い主のいい訳にしかならないけれど・・・・・・。






0123-1 2016
2013年4月の豆太郎。胆泥症の治療中だった。





私は2012年の夏に豆太郎の小さな異変に気づいた。

トリミングした毛があまり伸びずパサパサになってきた。

そして2013年。

1月ごろになると胸の毛が少し薄くなった。

はじめは洋服の首回りが擦れて毛を痛めたのかと思った。

寒い冬で夜眠るときもパジャマを着ていたから

そのせいだと考えた。

極力、服を着せないようにしたけれど

それでも胸の薄毛は一向に回復しなかった。

右前足の外側に小さなハゲができたのも気になった。



心配性の私はその頃から本やネットで

アレコレ豆太郎の症状と照らし合わせて

ホルモン系の病気を疑うようになっていた。

クッシング症候群という病気を知ったのもこの時期だ。

ただ、この頃の症状は毛ヅヤと薄毛、足のハゲのみで

クッシングによくある多飲多尿や

左右対称の脱毛はなかった。

なので最初は甲状腺ホルモンの異常を疑った。

甲状腺ホルモンは低下すると

脱毛や皮膚が黒ずむという。



3月19日に甲状腺ホルモンの検査を受けた。

けれど1週間後に出た検査結果に異常はなかった。

納得できなかった。

だったら豆太郎の薄毛はなんでだろう?

季節的なものやちょっとした代謝異常かもしれないと

先生は様子を見ることを勧めてくれたけれど

私の心配は消えなかった。



だから3月29日に今度はクッシング症候群の検査

ACTH刺激検査をお願いした。

同時にエコー検査も受けた。

クッシング症候群は副腎ホルモンの過剰生成が原因なので

副腎の肥大や委縮チェックのためだった。

副腎のサイズに異常は見られなかった代わりに

胆のうに胆汁がたまる胆泥症が見つかった。

けれど副腎の腫瘍は見逃された。

あるいは小さすぎて見えなかったのかもしれないけれど・・・・・。

のちに診断された豆太郎のクッシング症候群は

副腎にできた腫瘍が原因だったのに。



1週間後に出たクッシング症候群の検査結果にも

異常はなかった。

私の心配はまたもや否定されたけれど

ホルモンの病気ではないことが分かって

ようやく安心できた。

そして次にすべきは胆泥症の治療だった。

お薬を飲み、定期的にエコー検査を受け

胆泥症が改善したのはその年の12月だった。




首に治らない炎症ができたのも同じ年。

2013年の夏だった。

最初は赤っぽく何かにかぶれたような炎症が

次第に黒っぽいカサブタ状のオデキになって広がった。


胆泥症の治療がはじまってから

ひと月に1度のペースで病院に通っていたから

スグに先生に相談し、生検をしてもらった。

幸い悪性の腫瘍ではなかったけれど

それが何かは分からなかった。

炎症を抑える薬で症状は落ち着いたけれど

完全に消えることはなかった。


オデキの正体が分かったのは半年後。

2014年の春に再発したのをきっかけに

大学病院の腫瘍科を受診したときだった。

ひと目見て先生がいった。

『皮膚の石灰沈着でしょう。』




その他にも、

脚の内側の毛が薄くなったり

フサフサだったお尻まわりや

シッポの付け根の毛が薄くなってきたのも

この年のことだった。





0123-2 2016
2013年5月の豆太郎。前足の外側に丸いハゲができた。





薄毛、胆泥症、皮膚の石灰沈着。



あとから考えればこれらの症状は

どれもクッシング症候群にベクトルを向けていた。

聞きなれない胆泥症や石灰沈着も

のちに病気に関するサイトやブログをいろいろ調べたら

引っ掛かったワードだった。

けれども

病気を示唆するそれらの症状は

何かがおかしいと思っているうちはまるで

バラバラになったパズルのピースのようで

クッシング症候群という絵は

なかなか姿を現さなかった。

ましてやホルモン検査で異常ナシと

判を押されればなおさらだ。

きっとそれは、総合医として日々いろんな病気や

ケガの子たちに接する

かかりつけの先生も同じだったと思う。




もっと早く、専門医に診せていれば・・・・・・。

もっとしつこく、クッシングにこだわっていれば・・・・・。


豆太郎をもう少し楽に

してあげられたかもしれなかったのに。





0123-3 0216
2013年7月の豆太郎。養老の滝に出かけた。





クッシング症候群の検査は血液検査だ。

病気の判定も投薬治療がはじまってからも

お薬の効きを検査するための採血が必要だから

ずっと注射針がつきまとう。


豆太郎は注射を怖がらない子だった。

だから何度も何度も繰り返される血液検査にも

いつもじっと我慢していた。

けれども晩年はもう、

血管が脆く細くなっていたのだろう。

針を何度刺しても

なかなか採血できないことが多くなった。


あんなに我慢強かった豆太郎が

痛みに耐え切れず

ヒャンと弱々しく鳴くようになった。

それでもようやく採血を終え先生にほめられると

小さくシッポを振って応えていた。

私に目線を送って得意そうな顔をしていた。

豆太郎は我慢強く、最期まで頑張る子だった。





0123-4 2016
2013年10月の豆太郎。長野へお誕生日旅行へ出かけたとき。




豆太郎にクッシング症候群の診断が下ってから

病気の症状や治療法を参考にしたくて

同じ病気で闘う子のブログを探すようになった。


だから今度は私が発信する番だ。


大切な我が子の体が発する小さなサインに

不安を抱え心配を募らせる飼い主さんに

豆太郎の症例がほんの少しでも役に立てたら

こんなに嬉しいことはない。


私がなかなか合わせられなかったパズルのピースを

バラバラのピースをどうか1日でも早く

つなぎ合わせて病気の治療をはじめてもらいたい。




私の豆太郎はもう、いないから。

これくらいしかもう、できないから。







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豆太郎へ


君の毛皮がだんだん薄くなった冬

可哀そうだからとばーちゃんが奮発して

ニットの洋服をプレゼントしてくれたね。

真っ赤なフード付きのニットは

赤ずきんちゃんみたいで可愛かった。


でも、息子のそら豆には

小さすぎて入らなかったから

別のニットを買ってくれた。

フードにやたらとでっかいボンボン付きのを(笑)。




0123-5 2016




豆太郎、

この週末には10年に1度の大寒波がくると

天気予報が騒いでいます。


君が遺してくれた息子のそら豆は

あのニットを着て寒さをしのぐでしょう。


豆太郎、

君の赤いニットは

ちゃんとクローゼットにしまってあります。


豆太郎、

もう1度、赤ずきんちゃんになった姿を

見せてくれませんか?





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