このブログは、 南国バリ島に生まれ育った野生児パグ 豆太郎 と そら豆 が
ニッポンへ上陸しちゃった、トホホな 帰国犬日記 として 再スタートしました m(-_-)m





                         ☆ ☆ ☆



あれは・・・・・・

夢だったのだろうか?




明け方のこと。

ジィ~っと見つめられている気配と

『 むふ~ むふ~ 』と鳴る

かすかな鼻息に気づいて

夢うつつのまま

眠りの体勢のまま

腕だけで布団をめくった。



すると、

いつものように控え目に

モゾモゾと布団に入り込んできた子は

私の顔のすぐ側で

満足そうに体を横たえて

ひとつ枕に落ち着いた。




『ああ、豆太郎だ・・・・・』





0226-1 2016





寒い冬のこの時期

同じベッドで眠っている豆太郎とそら豆が

『お布団にいれて・・・』と

夜中に何度も私を起こすのが

毎年の恒例だった。



寒がりで暑がりの彼らは

寝入りばなは布団に潜りこむくせに

体が温まるとモゾモゾと這い出し

布団の上に移動するのだけれど

しばらくして体が冷えてくると

また布団に入りたがる・・・・・・。



けれども1度出てしまった布団には

なぜか自分では戻れないらしく

布団に入れて・・・と

私にお願いしてきた。



彼らのおねだりはいじらしくて

布団の上からジィ~っと

私の顔を見おろして

気づいてもらえるのを待っていて


ときどき静かに顔を近づけて

『 むふ~ むふ~ 』と鼻息で訴えた。




それでも私が気づかないと

冷えた鼻をペタンと

私の顔に押し当てて

鼻ハンコで催促したのだけれど・・・・・・。





0226-2 2016





目を開けなくても

気配で

鼻息のリズムで

それが誰だか分かった。


同じように催促をする2頭だけれど

五感で知っていた。



ああ、豆太郎だ、

ああ、そら豆だ、と。




そして

うつらうつらとしたまま

腕だけで布団をめくると

冷えた体が

ペッタリくっついてくる肌触り、

満足そうな鼻息とともに横たわる感触で

再確認をした。



やっぱり、豆太郎だ。

ああ、そら豆がきた、と。




そんな風にして毎年

冬の夜には何度も何度も

彼らを布団に招き入れてきた。



豆太郎のいない今年の冬

夜中に私を起こすのは

そら豆だけになってしまったけれど・・・・・・。





0226-3 2016





あれは、やっぱり

夢だったのだろうか?




まだ暗い夜明け前


控えめに私を見つめる気配と

遠慮がちで

でも甘えるような鼻息のリズム。



めくった布団に潜りこむ動作。

ひとつ枕に体を丸めた感触。

体を下ろしたときに聞こえた

クゥともプゥともとれる喉の音。

私の顔に触れた少し硬い毛の質感。



ずっと前から知っている

五感が覚えている

愛しい愛しい気配・・・・・・・。





0226-4 2016






『ああ、豆太郎だ・・・・・』




醒めない頭でぼんやり思い

またウトウトしはじめた次の瞬間

一気に理性が戻ってきて

豆太郎?!と呼びながら

あわてて布団をめくったら・・・・・・・・。



そこには

空っぽの枕があるだけだった。





たぶん、あれは夢だったのだろう。




あまりにも生々しくて

夢と現実の境目が混乱するほど

リアルだったけれど。

ドキドキする心臓と輪唱するように

あとからあとから涙が出てきたけれど。




けれども、

まだまだ寒い冬の明け方

温かい布団を懐かしんだ豆太郎が

『お布団にいれて・・・』と

天国を抜け出してやって来た・・・・・・・



そんな気もした。





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