このブログは、 南国バリ島に生まれ育った野生児パグ 豆太郎 と そら豆 が
ニッポンへ上陸しちゃった、トホホな 帰国犬日記 として 再スタートしました m(-_-)m





                         ☆ ☆ ☆



社会人になってすぐのころ

同居していた祖父が亡くなりました。



気落ちするかと心配していた祖母は

皆の予想に反して大変元気で

むしろ祖父がいたころよりも元気に過ごし

その後96歳まで生きたのですが・・・・・



祖父が亡くなってしばらくすると

どういう訳だか祖母は

ひとりになると習慣のように

祖父の名を呼ぶようになりました。




「おじいさん」、「おじいさん」、と。





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最初はひとり言のようだった

「おじいさん」という声は

どんどん大きくなって

いつしか家中に響くほどの

ボリュームになっていきました。




廊下を歩きながら・・・・・

お風呂に入りながら・・・・・

祖母の自室から・・・・・

トイレの個室から・・・・・

「おじいさ~ん」と叫ぶ

大きな祖母の声。



はじめは痴呆が出たのかと思ったけれど

それ以外の祖母は至って普通。

自分が大きな声で

「おじいさん」「おじいさん」

と呼んでいることには

まったく気づいておらず

祖母にとってそれは

無意識の言動だったようです。



そうして晩年

本当の痴呆が出るまで

祖母は「おじいさん」と呼び続けました。





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最近、あのころの祖母のことを

よく思い出します。



なぜなら・・・・・

近ごろ私も無意識に

豆太郎の名前を呼んでしまうから。




意識して呼びかけたり

話しかけたりする時以外にも

何かにつけて

「豆太郎」「豆太郎」と・・・・・

つい、名前を口走ってしまいます。





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仕事を終えひと息ついて「豆太郎」

スーパーで食材を物色しながら「豆太郎」

お風呂につかって「豆太郎」

椅子に腰かけて「豆太郎」



まるで「どっこいしょ」の

掛け声のように

無意識に「豆太郎」と

呼んでいる自分に、自分の声に

最近気づきました。



そうして分かったのは

大切な名前が

愛しい名前を呼ぶことが

自分を励まし

鼓舞しているということ。





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豆太郎を亡くしたばかりのころ

私は豆太郎の名前を呼んで

泣いてばかりいたけれど

時が経つとともに

涙するばかりではなく

感謝の気持ちや笑顔を伝え

そしていつしか

自分を励ますおまじないの役割

までも果たしてくれていることに

気がつきました。




「豆太郎」と呼ぶと

気持ちが安らぐ。


「豆太郎」と呼ぶと

頑張らなくちゃと思える。


「豆太郎」と呼ぶと

自分の心が生き返る。





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もしかしたら、祖母も

大切な名前を呼ぶことで

ともすれば

しおれてしまいそうな心を

励まし、慰め、奮い立たせて

いたのかもしれないと・・・・・



あのころの祖母の姿と自分が重なって

そんな風に感じている今日この頃です。



☆愛しい名前が与えてくれる力に感謝☆


☆今日もご訪問頂きありがとうございました☆



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